本記事では、紅茶も紅茶以外のスポットも堪能できる2泊3日のモデルコースと、おすすめホテルを詳しくご紹介します。

スリランカといえばやっぱり紅茶!
中でも希少価値の高い「ホワイトティー」を試飲してみたくて、憧れの紅茶の聖地・ヌワラエリアへ2泊3日で行ってきました。

ヌワラエリアは、イギリス植民地時代の面影を色濃く残す高原の街。アフタヌーンティーや乗馬体験ができる施設もあり、気候もまるでイギリスのよう。紅茶のイメージが強い街ですが、実際に訪れると牧場、ストロベリー農園、滝など自然や文化も豊かで、見どころがたくさんありました。
ヌワラエリア基本情報
- 標高・気候: 避暑地で朝晩冷える、雨が多い 👈肌寒いので必ず羽織るものが必要
- ベストシーズン:紅茶の収穫期や雨季・乾季
- アクセス方法:コロンボ・キャンディからの鉄道/バス/車

私たちは、キャンディーに全泊して、ヌワラエリアに移動しました。関連記事をお読みになりたい方はこちらをクリックしてください。

2泊3日モデルコースを紹介
- 5:15AM キャンディーのバス停に到着
- 5:30AM ヌワラエリア行きバス到着
- 6:00AM ヌワラエリアへ出発

前日にバス停で確認したところ、朝5時半から1時間おきに運行とのこと。
ただし乗り合い制のため、ある程度お客さんが集まった6:00 AMに出発。

車内で現金払い(クレジットカード不可)です。
- 8:00AM ヌワラエリアバス停に到着
- 8:30AM トゥクトゥクドライバーの客引きを受けつつ、帰りのバスの時刻を確認
- 9:00AM PICK MEでホテルにチェックイン

PICK MEで来てもらったトゥクトゥクのドライバーさんが、いい人そうだったので値段交渉して、9時半から紅茶ファクトリーのツアー開始。
- 9:30AM ホテルから紅茶ファクトリーへ出発
- ホワイトティーって何?
ヌワラエリアの紅茶(筆者A撮影) - 左記の写真に赤く囲っているところ。希少価値が高いホワイトティー。新芽の先端部分だけを手で摘み取り、ほとんど発酵させずに仕上げる非常に希少な高級茶です。
- 渋みが少なく、繊細でほんのり甘みが感じられるのが特徴。「紅茶のシャンパン」とも呼ばれ、世界的に高い評価を受けています。
- ホワイトティーとなる新芽は、茶摘みの女性が手で摘み取ります。残りの茶葉は、緑茶や他の種類の紅茶に使われます。
- ヌワラエリアの紅茶はどうして有名?
- ヌワラエリアで収穫された紅茶は、現地の工場で加工されたあと、多くがスリランカの商業都市・コロンボに集められます。
- コロンボには紅茶専門の卸売市場や国際紅茶オークションがあり、ここで世界中のバイヤーに取引されます。
- 例えば、有名なLiptonやDilmah等大手紅茶会社が、ここで購入し、独自の配合でブレンドしたものが、マーケットに販売されています。
- 1. Damro Tea Factory Labookellie Tea Lounge
- 無料の工場見学 & 試飲(1人1種類)
- お土産ショップ併設
- 高原の絶景と一緒に味わう紅茶は格別
- 試飲したホワイトティーの味は、別格!
Damro Tea Factory Labookellie Tea Lounge ダムロ・ティーファクトリーの紅茶サンプル手前奥から手前になる程、紅茶の濃度が濃い。(筆者A撮影) Damro Tea Factory Labookellie Tea Lounge ダムロ・ティーファクトリーの紅茶販売もあります。(筆者A撮影) Damro Tea Factory Labookellie Tea Lounge ダムロ・ティーファクトリー茶葉ごとに仕分け等。機会は、統治時代のものを大切に使っています。(筆者A撮影) Damro Tea Factory Labookellie Tea Lounge ダムロ・ティーファクトリー葉を乾燥中。機会は、統治時代のものを大切に使っています。(筆者A撮影) 筆者A
私は、Damro Tea Factoryの紅茶のクオリティーが1番だと思いました。
マッチ棒体型夫T
ホワイトティーは、カフェインゼロ。香りもするのですが、飲んでみるとほんのり甘さが広がります。
この味は、Damro Tea Factoryだけ感じました。Damro Tea Factory Labookellie Tea Lounge ダムロ・ティーファクトリーホワイトティー試飲 White Tea(筆者A撮影) - 2. 滝観光
- 車で移動中に立ち寄れるフォトスポット
- 入場料(そんなに高くなかった)
- 途中で道が二手に分かれましたが、右側を進むと滝のスポットが。泳いでいる人もいました。
oplus_0 oplus_0 - 3. Oak Ray Tea Factory & Museum
- 工場見学 & 全種類試飲
- お土産ショップ併設
- 茶畑を高台から見ることができ、景色が絶景
Oak Ray Tea Factory & Museumオークレイ・ティーファクトリー 試飲は全種類無料。有難いです。(筆者A) Oak Ray Tea Factory & Museumオークレイ・ティーファクトリー 試飲とお土産ショップエリア。(筆者A) Oak Ray Tea Factory & Museumオークレイ・ティーファクトリー工場見学エリア。(筆者A) Oak Ray Tea Factory & Museumオークレイ・ティーファクトリー工場見学エリア。紅茶種別。(筆者A) Oak Ray Tea Factory & Museumオークレイ・ティーファクトリー工場見学エリア。写真では伝わりにくいですが絶景ビューが見渡せます。(筆者A) - 4. Bluefield Tea Factory
- 無料工場見学 & 茶摘み体験(無料バスケット&衣装レンタル)
- 有料試飲あり 1杯約300ルピー
- 併設レストランでランチビュッフェ (デザート、水、コーヒー、紅茶付き)1人2,950ルピー
Bluefield Tea Factoryブルーフィールドティーファクトリー レストランでランチビュッフェ観光価格ですが美味しかったです。 Bluefield Tea Factoryブルーフィールドティーファクトリー お土産コーナー Bluefield Tea Factoryブルーフィールドティーファクトリー工場見学茶葉を乾燥中 Bluefield Tea Factoryブルーフィールドティーファクトリー工場見学昔使われていた茶葉納品用箱 Bluefield Tea Factoryブルーフィールドティーファクトリー茶葉の種類サンプル Bluefield Tea Factoryブルーフィールドティーファクトリー茶摘み体験バスケットや衣装レンタルも無料(筆者A撮影)

高地で育った茶葉程、クォリティーが高いそうです。
- 17:30PM ホテルで解散

丸1日トゥクトゥクをチャーターして、この日は、10,000ルピー(5,000円)でした。(走行距離によって値段は変ります。
- 19:00PM 歩いて10分程離れたEleven 2 Eleven Restaurant (Ashley Hills) – Nuwara Eliya Google Mapで夕飯




- 8:15AM ホテルから出発
- 8:30AM ヌワラエリアのバス停前にある古い郵便局に立ち寄る


- 9:00AM ヌワラエリアを見渡せるポイント発見!Single Tree Hill View Point Google Map

霧が数分経つと消えました。下の写真を比較しても分かるよ。



ヌワラエリアは、茶畑で広がっていますが、他の農作物も作っているそうです。
- ストロベリー農園&カフェ Simply Strawberries by Jagro (Cafe) – Ambewela, Nuwara Eliya Google Map

ヌワラエリアには、いくつかストロベリーファームがあるのですが、トゥクトゥクのドライバーさんが連れて行ってくれたところはシンプライ・ストロベリー・バイ・ジャグロ・カフェ

残念ながら収穫時期じゃなかったのですが、カフェは通年オープンしているのでストロベリーとカフェを頂きました。

Simply Strawberries by Jagro (Cafe) – Ambewela, Nuwara Eliya シンプライ・ストロベリー・バイ・ジャグロ・カフェ

- 牧場 New Zealand Farm ニュージーランドファーム Google Map
入場券:外国人大人1人1,500ルピー/子供1,000ルピー
スリランカで乳製品マーケットシェア1位のメーカー。お庭や他の家畜動物も見学できます。
お土産コーナーがあり、出来立てのホットミルクを飲むこともできました。




- 大きな滝(Bomburu Ella Waterfall)Google Map
入場券1人700ルピー 頂上までは片道1時間ー1時間半程
舗装されている道もあるのですが、アスレチックのような岩と岩を登るようなところもありました。

トゥクトゥクのおじさんが、ここに来た日本人は、私たちが2組目だと仰っていました。混雑はしていないけれど、スリランカ人やインド人が多い印象でした。

トイレは、入口前にある集落のようなところにあるトイレを使わせてもらいました。40ルピー程、支払えば使わせてもらえます。






- ヒンドゥー寺院(シータ・アンマン・コービル Seeta Amman Kovil)Google Map

写真を撮り忘れましたが、ヒンドゥー教の寺院に帰路途中にあり、立ち寄ってみました。入場料要。(ローカル価格)地元密着型のヒンドゥー寺院。仏教とまた違った雰囲気を味わうことができました。
- グレゴリー湖(ボート・サイクリング)

この日は、お天気が悪く、ボート・サイクリングには向かない日でしたので入場せずに、外から雰囲気だけパシャリ!カップル、ファミリーでも楽しめる施設。

- 5:00PM Dhatha Home Foods(Datha) Google Map ローカルスリランカカレー屋さん Youtubeや観光ガイドでも紹介されています。


テイクアウトにしてホテルで食べました。

- 5:30PM ホテルにて解散
- 6:00AM ホテルをチェックアウト、ホテルのスタッフさんにお願いしてもらってトゥクトゥクを予約
- 6:15AM ヌワラエリアバス停到着
- 6:30AM ダンブッラへ移動

バス停はあるけれど、行き先の看板など表示されていないので、現地の方に尋ねて、ACバスに乗れました。

ダンブッラ、シーギリヤ、ポロナルワ観光については、別記事で紹介しています。

ヌワラエリアのおすすめの宿泊先ホテルとレビュー
Magnolia Hideout マグノリア・ハイドアウト(ゲストハウス)


良かった点- ヌワラエリアでは割高なホテルが多い中、ここは比較的リーズナブル
- スタッフが丁寧親切
- 内装も含めてお洒落でヨーロピアンスタイル
- お湯もしっかり出るシャワー
- キッチン付きでテイクアウトや自炊OK
- ヌワラエリアバス停から近い
- 注意点
- 朝食なし(スーパーCargills Food City – Nuwaraeliyaで調達 Google Map)
- ヒーター・ドライヤーはスタッフから貸出可(必須)
- 旧式洗濯機があるが、乾燥機はないので、ヒーターやドライヤーで乾かすのがおすすめ!
(洗濯を干す紐を持参して活用しました。)
筆者A
スタッフも丁寧親切なので、また泊まりたいです!




他のおすすめホテル3選
少し割高ですが、コロニアル調のホテルでまるでイギリスにいるような気分を味わえるおすすめホテルをご紹介!
Jetwing St Andrew’s(ジェットウィング・セント・アンドリュー)

コストは中級。少し予算に余裕がある方におすすめ!Jetwing(ジェットウィング)は、スリランカ大手の旅行会社。スリランカ全国にホテルがありますので、安心感があります。
1875年に建設され、1891年に「St. Andrew’s Hotel」として開業した、スコットランド風の建築が特徴のホテル。
暖炉のあるラウンジ、ビリヤード台、英国風のアフタヌーンティーなど、コロニアル時代の雰囲気を楽しめます。
Grand Hotel Nuwara Eliya(グランド・ホテル・ヌワラエリヤ)

1850年代に建設された英国植民地時代の政府官邸を改装した高級ホテル。
広大な庭園、クラシックな内装、暖炉やシャンデリアなど、当時の雰囲気を色濃く残しています。
「まるでイギリスにタイムスリップしたような気分になれる」との声もあり、歴史好きな旅行者に人気です。
グランドホテルは、ヌワラエリアでハイティーができる場所で有名。
Heritance Tea Factory(ヘリタンス・ティー・ファクトリー)

1910年に建設された紅茶工場を改装した高級ホテルです。
紅茶農園に囲まれた静かな環境で、紅茶作りの体験やティーセレモニーなどが楽しめます。
ヌワラエリア旅行の服装・持ち物・移動手段まとめ
服装・持ち物
- 服装のポイント
朝晩は肌寒いため、防寒具が必須。雨季の場合は雨具も準備しましょう。 - 持ち物リスト
防寒具、傘、歩きやすい靴は必須アイテム。
通信環境・Wi-Fiレンタル
旅行中のスマホ利用にはSIMカードやWi-Fiレンタルが便利。
出国する1週間程前に予約申し込みすれば事前に設定できるの安心。下記リンク申し込み可能です。

歩きやすい靴は、捨ててもいいスニーカーで行ったので、最後は捨てて帰りました。その分、お土産のスペースが増えました。

ヌワラエリアの気候は、標高が2,000m以上なので日本の秋冬くらいの季節ですので防寒対策はしっかりとするべきですね。
移動手段
トゥクトゥクの使い方や料金の目安を紹介。観光やホテル移動に便利です。
例)1日目のティーファクトリー巡りの日は、1,000ルピー
2日目の滝、ファーム、湖等長距離移動のため1,500ルピー
手軽に済ませたい方向けのおすすめ観光ツアー
もし「自分で交渉するのは難しい」「効率よく回りたい」という方は、以下の定番ツアーがおすすめです。
- ガイド付きで歴史や見どころを詳しく学べる
- 送迎付きで安心
- 時間配分も効率的
- 交渉せずに済む
- 既に予定が決まっているので時短になる

調べてみて良さそうだと思ったプランを紹介します。

プライベートツアーなので、もし追加で行きたい場所があれば、交渉してみたら意外と行けるかも!?しれないので、是非、お問い合わせもしてみてください。
まとめ
紅茶と自然、そして英国風の落ち着いた雰囲気が調和するヌワラエリア。
1泊で充分と思われがちかもしれませんが、2泊3日でヌワラエリア本来の魅力である自然を味わうことができます。
朝のひんやりとした空気の中で飲む一杯の紅茶や緑一面を見下ろすワールズエンドの絶景は、旅の記憶を鮮やかに残してくれます。
どうしてスリランカ人が、ヌワラエリアは、リトルイングランドと呼んでいるのかが充分頷けるような旅でした。

ヌワラエリアからダンブッラへ移動。世界遺産観光についての記事はこちらから。

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